《大増税時代》は自分の身は自分で「守る」が基本。「貯金は安心で、投資は怖いもの」の考えから脱却できない人が知るべき「本当に怖いこと」

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嘆く会社員
「社会保険料高すぎ…!」「働いても、働いても、手取りが増えない」…。現役世代の悩みは尽きません(写真:プラナ / PIXTA)
「貯金は安心で、投資は怖いもの」という考え方から抜け出せない人は今も多いことでしょう。そのような投資初心者のために、税理士であり、投資歴20年・運用総額10億円以上の投資家でもある永江将典氏は、「守り」を軸にした基本的なお金と投資の知識を身につけ、投資先さえ誤らなければ、誰でも手堅くお金を増やすことができる、と話します。
そこで永江氏の新著『頑張って稼いだお金を目減りさせない 税理士が教える 守りまくり投資術』より一部を抜粋、再編集し3回にわたってご紹介。第1回の今回は、多くの人が感じている「税金高すぎない?」について考えます。

今後も増税で手取りがますます減る!

今回はお金を増やすうえでの大原則である「浪費」を抑えるための話をしたいと思います。

本題に入る前に、現在私たちを取り巻く状況がどうなっているのか、そしてこれからどうなっていくのかを共有しましょう。まずは、図1-1をご覧ください。

2 0 1 0年度と2 0 2 2年度の歳入と歳出
2010年度と2022年度の歳入と歳出(画像:『頑張って稼いだお金を目減りさせない 税理士が教える 守りまくり投資術』)

これは、2010年度と2022年度の歳入と歳出、つまり政府の収入と支出を載せたものです。2010年度の租税収入が37.4兆円であったのに対し、2022年度の租税収入は65.2兆円と、およそ1.7倍に増えています。つまり、2022年度は、私たちが12年前と比べて1.7倍の税金を納めた、ということです。

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