劇場版「鬼滅の刃」が公開3週目で“興収の伸び率が鈍化”の必然 歴史的ロケットスタートの一方、“前作超えに黄信号”が点る理由は?
100億円まで10日間、200億円まで24日間、300億円まで59日間かかっている(400億円まで220日間)。
3週目までを比較すると、今作(176.3億円、前週比37%増)は前作(157.9億円、同47%増)を上回るペースで興収を伸ばしている一方、その伸び率では前作より鈍化していることがわかる。
3週目から興収の伸びが鈍化した理由

その理由は明白だ。7月18日の公開週は、全国のシネコンのほぼ全スクリーンを占拠した今作。ひとつのシネコンで複数のスクリーンで上映されることで、1時間のうちに何度も上映があり、1日の上映回数が40以上になったシネコンもある。そんな異例の規模になっていた。
2週目は、TOHOシネマズ新宿は全12スクリーン中10スクリーン、TOHOシネマズ日比谷は全13スクリーン中7スクリーン、新宿ピカデリーは10スクリーン中7スクリーンと、スクリーン数は減ったものの上映規模としてはそれほど変わらない。ほとんどの上映回は残席わずかになっていた。
しかし、続く3週目で状況は変わった。1日を通して今作を上映するスクリーン数は、TOHOシネマズ新宿は3スクリーン、TOHOシネマズ日比谷と新宿ピカデリーは2スクリーンほどと、通常の大作のスクリーン数に戻った。
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