劇場版《鬼滅の刃》ヒットの一方で「盗撮」「違法アップロード」の被害も。日本映画最速で「興収100億円突破」の本作が業界に与える影響は?

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本作の鑑賞体験が良い思い出になれば、その人はまた次回、映画館で映画を見たいと思えますし、その際には劇場で触れた他作品の予告編などもその後押しとなっていきます。

たとえば今のアニメ映画なら、8月1日に公開されたディズニー&ピクサーの『星つなぎのエリオ』や8日公開の『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』、今年11月公開の細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』など。本作鑑賞時に予告映像を見て、気になった作品を見つけたという人も少なくないはずです。

ポスター
『鬼滅の刃』をきっかけに、アニメ映画を見たいと思う人が増えるかもしれない(筆者撮影)

映画興行の盛り上がりに期待

映画館で映画を見る人の数が増えることで、今後のアニメ映画、ひいては日本の映画興行はますますの盛り上がりをみせることもできるでしょう。

コロナ禍に『無限列車編』で劇場の窮地を救った『鬼滅の刃』は、今回の『無限城編』から始まる3部作で、今後数年もしくは数十年の映画興行文化の柱となろうとしているのかもしれません。

【もっと読む】「毎週約100本以上」のアニメを視聴するコラムニストが厳選!《鬼滅の刃》で盛り上がるこの夏に見たい!社会人のための「入門編10作」を紹介 では、アニメコラムニストの小新井涼氏が、アニメ初心者さんに見てほしい「王道アニメ」を10作品紹介しています。
小新井 涼 アニメコラムニスト

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こあらい りょう / Ryo Koarai

アニメコラムニスト。北海道大学観光学高等研究センター研究員。博士(観光学)。 KDエンタテインメント所属。 毎週約100本以上の全アニメを視聴し、全番組の感想をブログに掲載する活動を10年以上継続中。様々な媒体へのコラムの寄稿や番組へのコメンテーター出演をする傍ら、学術的な観点からもアニメに関する研究をしている。近年はその知見を活かし、クランチロール・アニメアワードや声優アワードで審査員や選考委員も務める。著書に「鬼滅フィーバーはなぜ起こったか? データで読み解くヒットの理由」(インプレス)。

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