「Snow Man、橋本環奈も来た!」「1学期に10作品以上も撮影」 ドラマ『ちはやふる』のロケ地《西武学園文理中学・高等学校》に撮影が殺到するワケ

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最後に紹介するのは、「競技かるたの殿堂」として知られる、滋賀県の「近江神宮」。百人一首の第一首を歌った天智天皇を祀っています。

毎年7月に「全国高等学校かるた選手権大会」が行われることから、「競技かるたの甲子園」と呼ばれ、毎年1月の「かるた開き」や、「名人戦」「クイーン戦」も行われています。

近江神宮
「ちはやふる」のキングオブ聖地である「近江神宮」(写真:Yama/PIXTA)

近江神宮での記念写真の様子は、ドラマにもたびたび登場していますが、まさに、競技かるた選手にとって憧れの場所なのです。

先日行われた、2025年の「全国高等学校かるた選手権大会」では、2024年の準優勝校・浦和明の星女子高等学校(埼玉県)が見事優勝し、同年の優勝校だった関東第一高等学校(東京都)が準優勝となりました。

映画版でも、実際に大会が行われている「近江勧学館」で大会のシーンが撮影されています。

また、近江神宮が位置する滋賀県大津市では、市内の進学校で、全国大会41回出場の伝統校「滋賀県立膳所高校」でも撮影が行われました。

近江勧学館
「近江勧学館」では実際に「全国高等学校かるた選手権大会」が行われています(写真:けいわい /PIXTA)

都内のアンテナショップも「ちはやふる」を盛り上げる

聖地巡礼
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東京・日本橋には、滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」があります。現在、ドラマの放送を記念して、同ショップの壁面が「ちはやふる」と「近江神宮」の画像に変わっています。

競技かるたの魅力を波及し、ディープな聖地巡礼ブームを作った「ちはやふる」。原作の10年後を描いた続編ともいえるドラマの今後を、ロケ地とともに注目したいと思います。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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