対象は千葉・富山・鹿児島の高校生1500人。複数の項目で異常を示す生徒も少なくなく、思春期を迎える段階ですでに“見えない予兆”が体に現れていることがわかります。
糖尿病は、いまや「国民病」と言われます。
厚生労働省の「患者調査」によると全国で糖尿病の治療を受けている総患者数は552万人超といわれます。
しかしこれは診断がついて通院して治療を受けている人の数であって、糖尿病が強く疑われる、あるいは糖尿病の可能性が否定できない人がそれぞれ1000万人ずつ、つまり約2000万人が糖尿病予備軍だといわれています。なんと20歳以上の5人のうち1人は糖尿病予備軍という計算になります。
政府は糖尿病を予防・改善するために「運動をしよう、食生活を見直そう」と躍起になっていますが、「糖尿病の芽」は、すでに子どものときに「発芽」してしまっているのです。
まずは「手首の運動」をしましょう
なぜこうなってしまうのか。
食の豊かな現代は「おいしいもの」にあふれています。それらの多くは高脂質、高カロリーです。
「普通に」食事をしているだけで、脂肪過多、糖質過多、カロリー過多になってしまいがちなのです。
これを食い止めるためには、私が拙著『食品の裏側』でおすすめてしている「手首の運動」しかありません。
「手首の運動? それは何?」と思われるかもしれませんが、これは長年私が提唱してきた食品選びにおけるカギとなる動作です。
つまり、食品を買うときに、手首のスナップを利かせてひっくり返して「食品の裏ラベル」を見てほしいのです。
そこには栄養成分表示が記載されているはずです。
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