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傷口から感染、神経毒でマヒ…破傷風「ワクチン出荷停止」の懸念――日本が“破傷風大国”という汚名を着せられている理由《医師が解説》

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  • 上 昌広 医療ガバナンス研究所理事長

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破傷風の予防に必要なワクチンが今、出荷停止しています(写真:hirost/PIXTA)

傷口から入った菌によって起こる「破傷風」。

この破傷風を予防するトキソイドワクチンの供給停止に注目が集まっている。販売元の田辺三菱製薬、製造販売元のデンカは、製造工程において問題が判明し、検証が必要になったとして、2025年7月9日より出荷を止めている。

予防接種そのものに影響も

ニュースなどでは、「破傷風トキソイドワクチンは破傷風が疑われる傷に応急処置的に使う。それが品薄になったため、ケガをしないように」などと注意喚起を促しているが、実際の問題はそれだけではない。

予防接種自体が、できなくなる恐れがあるのだ。

我が国では、破傷風ワクチンは小児期における定期予防接種の対象である。生後3カ月から12カ月の間に3回、1年後に1回、いずれもジフテリア・百日咳・ポリオとの4種混合ワクチン(DPT-IPV)として接種される。

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