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コロナワクチン接種後の死亡例「急増」も厚労省は「評価不能」と突き放す。後手の対応が推奨派と反対派の不毛な論争を巻き起こした

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コロナワクチンの接種に反対するデモ(写真/共同)

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新型コロナワクチンはどこまで効いていたのか――。新型コロナウイルス感染症のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの有効性や安全性についての議論は、SNS上で建設的とは言えない感情的な対立を引き起こしてきた。
推奨する医師らに対しては反対派が「政府の犬」と指弾し、効果を疑問視する医師らには「反ワクチンの陰謀論者」という言葉が投げつけられた。真相がわからない市民は置き去りにされた。欠けていたのは冷徹な検証かつ両者の実直なコミュニケーションだ。
今年の夏、事態が動いた。ワクチン接種を推奨した医師らと、慎重な態度をとっていた医師、学者らが正面から向き合い「科学的に検証」する場が設けられたのだ。
ルポ 副反応疑い死 ワクチン政策と薬害を問いなおす』『コロナ戦記 医療現場と政治の700日』『ルポ 薬漬け 医療とビジネスの罠』などの著作で、医療と人のありかたを問うてきたノンフィクション作家の山岡淳一郎氏が、一歩前へ踏み出した医師たちを追った。
短期連載「『パンドラの箱』が開いた―コロナワクチンの真相」の第2回は、ワクチン接種後に死亡例が「急増」していたにもかかわらず厚生労働省が「評価不能」と突き放し、世間でワクチン推奨派と反対派の不毛な対立が広がっていった経緯を解き明かす。
第1回「パンドラの箱」が開いたーコロナワクチンの真相
第2回 ワクチン推奨派vs.反対派「不毛な対立」の真因(本記事)
第3回コロナワクチン推奨の重鎮医師が語った「光と影」

7月5日、東京・秋葉原で非公開のシンポジウム「mRNAワクチン5年の歩みと今後の展望~成果と課題を科学的に検証する」が催されたのを機に、新型コロナワクチンをめぐる「パンドラの箱」が開いた。

接種の推奨派と慎重派の医師、学者が一堂に会して、「科学的に検証」することで、半ばタブー視されていた懐疑論が見直され、表に出にくかった事実が次々と浮上した。

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