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「トランプの妖術」にはまっているが、いずれ世界経済と日本社会の崩壊に人々が気づけば大暴落がやって来る、今は日本株を高値で売る「絶好のタイミング」だ

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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競馬である。

夏競馬はすでに始まっているが、26日の土曜日からは「夏時間競馬」が始まる。酷暑対策として、札幌競馬場で行われる北海道開催以外の開催では、昼休みを3時間20分間に拡大し、二部制で行われるのだ。しかし、昼休みを長くしたところで、メインレース前の第10レースは15時前後、メインレースも相変わらず15時半過ぎに行われる。

以前の記事(6月28日配信)でも書いたが、この時期は北海道での集中開催にするべきだ。この週末は北海道でも一部地域で40度になるともいわれ、酷暑問題は残る。だが、それでも平均的には昼に3時間20分休むよりも効果が大きいだろう。

NARとJRAを統一、北海道土台に世界一の競馬王国を

さて、今回は、より大きな枠組みでの日本競馬のさらなる発展のための制度改革を提案したい。細かい議論は省略して、意図と提案を述べる。目的は、以下の3つだ。

1:地方競馬組織であるNAR(地方競馬全国協会)とJRA(日本中央競馬会)の統一を図る。
2:JRAの体質をさらに改善し、抜本的にオープンな制度、組織、業界とする。
3:日本が世界で圧倒的な競馬王国となるため、北海道を中心に、生産、販売、レース施行を有機的にさらに発展させる。

その背景的要因は以下の3つだ。

1:長期的なギャンブル衰退は必至で、そのときに地方競馬は生き残れない。素晴らしかった高崎競馬をはじめ多くの地方競馬が廃止されたが、今残っているところの多くも、今後は存亡の危機になる。その前に、地方競馬の底上げを図り、中央競馬との連続的、体系的なつながりをさらに強化する必要がある。

2:世界でも異常と言える圧倒的な競馬人気国、ファン層の幅広さを持つ日本競馬の、現在のブームを長期に持続的になるように、真に、世界に誇る競馬大国、競馬産業である日本として、野球のアメリカ大リーグ、サッカーの英国やスペインリーグなどと同様の位置を占めることを目指すことが必要である。

3:社台グループの成功により、現在の日本競馬の発展があるのは事実だが、これを持続的、さらなる発展を実現するため、日本経済全体、そして社台グループのためとしても、社台グループにだけ頼るような産業構造ではなく、そのほかの生産者も持続的な発展が図られるようにする。海外から進出してくる生産者、育成者などが集まる場をつくる必要がある。

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