学校の上位10%が行く産近甲龍の一角、龍谷大学に見事に合格した永田さん。
しかし、大学に進んでからは思ったような生活が送れなかったそうです。
「大学に入って最初に思ったのは、法学部に入ったのが失敗だったということです。興味がない分野だったので勉強が結構つらかったですね。それでも純喫茶同好会というサークルに入って楽しんでいたのですが、2回生からコロナ禍が直撃してしまい、サークルは消滅して、ほぼ大学に行かなくなってしまいました」
ロン毛にしたくて就活をやめる
3回生に上がってもコロナ禍で大学にほぼ行けず、オンライン授業を受講していた永田さん。4回生になると就職活動を始めてみたものの、4社受けてすべて1次面接で落ち、その段階で就活そのものを断念しました。
「就活をやめた理由は3つあります。1つはそこまでして働きたくなかったので、正社員じゃなくても生きていく方法を探してみたいと思ったこと。2つ目は、人生で一回だけロン毛にしてみたかったこと。大学を卒業して正社員になったらもう伸ばせないし、春に内定もらえてからも卒業までの1年では十分に髪が長くならないなと思って一回髪を伸ばしてみようと思いました。3つ目は、4年生の秋学期に12単位残っていたので、(今年中に取り切るのは)無理やろと思っていたことです。就活して内定先が決まっても単位を取れずに留年したら意味ないと思っていたので、それなら初めから就活せんとこう、と。でも、そう思っていたら卒業できてしまったんです」
こうして龍谷大学法学部を卒業した永田さんは、予期せぬ形で世に放たれました。

こうして2023年3月に「卒業してしまった」永田さんは、とりあえず働き口を見つけようと思い、パチンコ屋でアルバイトをする決断をします。卒業してから、やりたいことを考えていた永田さんは、髪の毛を伸ばすことに加えて、海外旅行に行きたいと思いはじめました。
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