高校進学を決めたのは中学校3年生のときでした。周囲の人の多くが近くの大阪府立西高等学校か、大阪府立港高等学校を目指す中で、永田さん自身は行きたい高校がなく、なんとなく電車を使って遠い高校に行きたいと考えました。そこで、同級生で仲がいい子が目指していた大阪府立門真なみはや高等学校に行こうと決め、進学します。
友達に合わせて理系を選択して成績が低迷
高校に入ってからも同級生280人の中で成績が中の下の状態が続いた永田さん。そんな彼の成績をさらに低下させるきっかけとなったのが、高校2年生時の文理選択でした。
「僕自身は文系科目が得意だったし、好きでした。ですが、友達がみんな理系だったので理系コースに進んでしまったのです。そこでは一番下の集団で、数学とか物理とかも基本赤点でしたね」
学校の成績自体は低迷していたものの、文系科目の感触は悪くなかったこともあり、高校3年生の夏頃には文系での受験を意識していた永田さん。
国語・英語の2科目を使用する公募推薦で行けそうな大学を探して、11月・12月に近畿大学を受けるも不合格。その後、「京都の大学に行きたいな」と感じた彼は、龍谷大学と京都産業大学を検討し、問題の傾向を見て龍谷大学を受けようと思います。
「産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)は、うちの学校の上位10%の層が受かるところでした。模試の判定もずっとE判定でしたし、僕が産近甲龍に合格できるとは、先生は誰も思っていませんでしたね。実際、オールジャンルの問題が出る近畿大学は英文法的な知識が追いついてなくて落ちましたが、龍谷大学の問題は長文読解が中心だったので、これならいけるかもしれないと思いました」
11月まではなんとなく問題集を眺めているだけだった永田さんでしたが、12月からは心を入れ替えて猛勉強をした甲斐もあり、龍谷大学の法学部を3日間連続で受験して、2日分合格して現役での受験を成功で終えました。

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