「運命の人はいらない」「70点以上でいい」33歳で“一念発起”バリキャリ女性が「98点の夫」と渋谷の街コンで出会って結婚するまで

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おしゃべり好きなバリキャリ女性が絶賛する「98点の夫」とはーー(イラスト:堀江篤史)

<いつか大宮さんにインタビューしてもらえることを夢見て、「晩婚さんいらっしゃい!」を飴として、「東京タラレバ娘」を鞭として愛読し、自己を鼓舞して婚活していました。

結婚してからは、「子供が生まれて2人きりよりちょっとハードな状況になってもまだ夫婦仲が良かったら、きっと結婚は成功ということだから、インタビューを申し込もう」と思っていました>

35歳以上で結婚した男女の話を聞く本連載の出演申し込みフォームにこんなメッセージが入ったのは昨年2月のことだった。

1年ほどが過ぎた今年3月にインタビュー取材を申し込んだところ、

<ご依頼いただけてとても嬉しいです。(中略)ただいま第二子を妊娠中でして、4月15日に計画無痛分娩予定、20日に退院予定です。
産後1カ月は外出を控えた方が良いとされていること、産後1カ月はまともに頭が回らずうまくお話ができないであろうことから、5月下旬以降でお願いしたく存じます>

と丁寧な即レス。送り主の岡田夏美さん(仮名、40歳)の賢さと実行力が伝わって来るような文面である。

バリキャリ女性が33歳で気づいたこと

取材が実現したのは6月上旬だった。夏美さんが指定してくれた都内某所の駅前にある和食店の個室を予約したところ、夫の智也さん(仮名、44歳)と生まれたばかりの次女と一緒にやって来てくれた。

小柄だが勢いよく話して明るい雰囲気の夏美さんに対し、細身で黒縁メガネが良く似合う智也さんは静かで穏やか。どこか似ているが、得意不得意は異なることがその雰囲気から察せられる。

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