夫婦でも親子でも姉妹でも名字が異なる“別姓ファミリー”として歩んで14年。「保守的な両親」も認めた行政書士カップルの”事実婚”のやり方

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
会話するカップル
夫婦別姓(事実婚)を選択した人たちの体験談をご紹介します(写真:Ushico/PIXTA)
今年、「選択的夫婦別姓」を導入するための法案が28年ぶりに衆議院で審議入りした。ただ、審議の場では「結婚後の家族というアイデンティティー」を理由に自民党議員から消極的な意見が出るなど、その実現の見通しは立っていない。
本当に「家族のアイデンティティー」は名字によって左右されるのだろうか? 子どもに影響があるのだろうか?
本連載では、こうした疑問の答えを探しに、実際に夫婦別姓(事実婚)を選択し家族として暮らしている人たちに話を聞く。
初回となる今回は、事実婚15年目の水口尚亮さん、橘昭子さんにお話を聞いた。中1の長女は橘姓、小5の次女は水口姓という“姉妹別姓”の家族でもある。

予想外だった事実婚の提案

2011年に事実婚をした水口尚亮さんと、橘昭子さん。お互い行政書士をしていたことから仕事仲間を通して出会った。結婚の話が出たとき、橘さんは「姓を変えたくない」と直感的な抵抗を覚えたという。

内閣府『家族の法制に関する世論調査』
本連載では、夫婦別姓を選択し事実婚をされている方を対象に、取材にご協力いただける方を募集しています。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事