「夏に伸びる人は知っている」東大合格者が教える、夏休みに“スランプになる人、ならない人”の違いとは?

✎ 1〜 ✎ 200 ✎ 201 ✎ 202 ✎ 203
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

誰からも管理されず、計画も自由。つまり、「自分のやる気次第」の日々が続く夏休みは、自己管理能力が試される時期でもあるのです。

自分を殺して頑張る人ほど、失敗しやすい

では、どうすればスランプに陥らず、夏を有意義に乗り切れるのでしょうか?

結論から言えば、「自分の欲望を完全に抑え込んで我慢ばかりしている人」は、かえってうまくいかない傾向があります。

たとえば、あなたが受験生で、「映画が観たい」と思ったとします。
このとき、「受験生なのだから我慢しなきゃ」「観たらダメだ」と、自分の欲望を全否定することは、一見受験生としては正しい行動に見えます。

しかし、一時的にこうした欲望を否定することはできても、これを繰り返している中である日爆発して全然勉強できなくなってしまう場合も多いです。また、ストレスが積み重なってしまって、受験前に燃え尽きてしまう人もいます。つまり、“自分を殺して”受験をしている人ほど、途中で心が折れてしまうのです。

とはいえ、すぐに欲望に負けてしまうのも問題です。

「観たいから映画館に行っちゃえ」「今日は勉強したくないからダラダラしよう」——そうやって誘惑に流され続ければ、当然ながら勉強時間は減り、実力もついてきません。

ここで大切なのが、「自分の欲望とどう付き合うか」です。

スランプに陥らない人たちは、みな“自分の欲望とうまく付き合う工夫”をしています。具体的にはこんな方法です。

・模試のご褒美として映画を観に行く
・勉強のスケジュールを前倒しして娯楽の時間を確保する
・遊びを“目標達成の報酬”として設定する

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事