つゆを自作すればおいしさ別次元! 猛暑日のランチにオススメしたい「梅おろしかけそうめん」を絶品に仕上げる極意

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大根の辛味は酵素反応によって生じるので、細胞をなるべく壊さないようにおろすと、甘く風味よく仕上がります。そのため、プラスチック製のおろし金よりも、セラミックや金属のおろし金を使ったほうがいいでしょう。おろした大根はザルなどで汁気を切っておきます。

氷水と沸騰した湯を準備し、袋の表示時間を参考にそうめんをゆでます。そうめんを入れたら弱火に落とすのがセオリー。吹きこぼれを防ぐことができます。

たっぷりの湯でゆでるのもそうめんのコツ(写真:筆者撮影)

ザルなどで水気を切り、流水をかけながら両手で拝むようにそうめんの表面をよく洗います。そうめんには塩分が含まれていますが、ゆでてからよく洗うとそれが抜け、味わいもよくなります。

添えるものを変えれば飽きずに食べられる

よく洗ったそうめんを氷水で締めます。夏場の水道水の温度は高いので、氷水の準備が必要。この工程を踏むことで、そうめんはずっとおいしくなります。

そうめんの水気をしっかり切ったら、つゆをかけます。大根おろしと梅干しを合わせたものとしらすを添えれば、出来上がりです。

つゆの量は好みで。器も冷やしておくといいでしょう(写真:筆者撮影)

そうめんというと、薬味とつけつゆを添えて食べるのが定番ですが、かけつゆのすっきりとした味わいもおいしいもの。山芋をおろしたとろろや、ゆでたオクラをたたいたもの、戻したカットわかめ、あるいは大葉の千切りとしょうがおろしなど添えるものを変えるだけで、飽きずに食べられると思います。

樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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