【聞き上手診断】あなたはどのタイプ? 無意識に「会話をぶった切っている人」「どんどん盛り上げていく人」の違い

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Cを選んだあなたは……主人公「あなた(相手)」タイプ

「美味しい店を見つけるのがうまいよね!」といった答え方が浮かんだあなたは、聞き上手の素質が十分にあります。なぜなら、会話の主人公が、話している「相手」その人になっているからです。

このタイプの人は、ラーメンという「情報」の奥にある、相手の「体験」や「感情」に興味を向けることができます。「隠れた名店を見つけたんだね、すごいね!」という称賛が込められているのです。

このように、相手を主人公にして話を聞くことができると、相手は「この人は、ラーメンの話ではなく、ラーメンを好きな“私”に興味を持ってくれているんだ」と感じ、とても嬉しくなります。

そして、安心して自分の気持ちや経験を、さらに話してくれるようになるのです。これこそが、「いつ仲の人」が自然と実践している聞き方なのです。

「相手を主人公にする」ための小さなコツ

もしあなたが、AやBのタイプだったとしても、落ち込む必要はありません。少し意識を変えるだけで、誰でもCの「相手が主人公」の聞き方に近づくことができます。

コツは、相手の話を聞きながら、「この人は、なぜ今、この話をしてくれているんだろう?」と、その背景にある「気持ち」を想像してみることです。

「美味しいラーメン屋」の話なら、「この嬉しさを誰かに伝えたかったのかな」と想像する。「子どもが熱を出した」という話なら、「心配で不安な気持ちを、誰かに聞いてほしかったのかな」と想像する。

そうやって相手の気持ちに寄り添う姿勢を持つだけで、あなたの相づちや質問は、自然と相手を主役にしたものに変わっていくはずです。

この「聞き上手診断」が、皆さまにとって、ご自身のコミュニケーションを見つめ直し、より温かく、豊かな人間関係を築くための一助となれたなら、これほどうれしいことはありません。

野口 敏 「コミュニケーション教室TALK&トーク」主宰

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のぐち さとし / Satoshi Noguchi

1959年生まれ。株式会社グッドコミュニケーション代表取締役。関西大学経済学部卒業。熊本県天草市出身。

1989年より「コミュニケーション教室TALK&トーク」を主宰。コミュニケーション指導歴35年を超える。「今日受けた人が今日うまくなる」がモットーの指導には定評がある。大阪淀屋橋、東京有楽町、Zoomでコミュニケーション講座を開き、全国から生徒が絶えない。

「話を聞く」「絵が浮かぶように話す」「顔を上げて歩く」「相手を主人公にして話す」など、常に新しい発想をコミュニケーション界に提案している。

2024年からは結婚相談所グッドコミュニケーションも運営し、現代の結婚難打開に尽力している。

著書は、シリーズ累計120万部を突破した『誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方66のルール』(すばる舎)をはじめ、『またすぐに! 会いたくなる人の話し方』『人の輪の中にスッと入れる話し方』(以上、三笠書房)、『相手の頭に「絵」が浮かぶように話しなさい』(PHP文庫)など30冊を超える。

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