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わかっているのに「なぜか動き出せない」…。意志が弱いせいじゃない"本当の理由"

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イリノイ大学アーバナシャンペイン校のホルロイドとコールズの研究によると、私たちの脳は、「うまくいかなかった」ときにこそ学ぶ力を発揮します。

たとえば、思っていた結果と違うことが起こると、「どこがズレていたのか?」を自動的にチェックし、次にどうすればよいかを考える回路が働きます。このとき中心的な役割を担っているのが、前頭前野(PFC)と帯状皮質(ACC)という部分です。

前頭前野は「脳の司令塔」とも呼ばれ、考えをまとめたり、計画を立てたりする働きがあります。

帯状皮質は「エラーのセンサー」のような役割を持ち、うまくいかなかったことに素早く反応して、「今、何かミスがあったよ!」と知らせてくれます。

失敗は脳が学習を加速させるトリガー

何度も失敗しては修正していく。このサイクルこそ、行動力や判断力を鍛えていく原動力になります。つまり、失敗は損失ではなく、脳が学習を加速させるトリガーでもあるのです。

教育の現場でも、この考え方が徐々に浸透しつつあります。

たとえば、「間違えることは学びの一部である」と強調するアプローチや、「失敗からどう立ち直ったか」を重視する評価方法が注目されています。

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