放置すると歩行に困難をきたすことも…高齢者の"背中の丸まり"を助長する「NGな座り方」2つ

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(出所:『人は背中から老いていく 丸まった背中の改善が、「動ける体」のはじまり』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

ただし、ご安心ください。日常生活における姿勢の悪さに起因する脊柱後弯やロコモは、普段の姿勢を正すことによって改善を図ることができるからです。また、運動療法も効果的とされています。

「座りっぱなし」にならないように注意

『人は背中から老いていく 丸まった背中の改善が、「動ける体」のはじまり』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

もちろん、座る際は姿勢を正すだけでなく、座りっぱなしにならないように注意することも忘れてはいけません。必ず30分から1時間に1回は短い休憩を挟み、立ち上がったり、上半身のストレッチをしたりして、体にかかる負担を軽減してあげてください。

これをコツコツ続けていけば、脊柱後弯やロコモは少しずつ、そして確実に改善されていきます。

「丸まっていない健康的な背中」を取り戻すために、できることから始めていきましょう。

「あれ? おふくろ、姿勢がよくなったんじゃない? なんか、前よりも若く見えるよ」

「お母さん、私に言われて姿勢を直すようにしたでしょ? 前かがみじゃなくなったね。しかも、若返った気がする」

息子さんや娘さんにこう言われたら、うれしいに決まっていますよね。

野尻 英俊 医師、医学博士

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のじり ひでとし / Hidetoshi Nojiri

整形外科専門医、脊椎脊髄外科専門医、脊椎脊髄外科指導医。1997年、順天堂大学医学部を卒業後、同大学附属順天堂医院にてキャリアをスタート。的確な診断と精度の高い手術を心がけて研鑽を積み、これまでに数多くの背中に問題を抱える人々を救ってきた。現在は、2019年に新設された同大学の脊椎脊髄センターで、副センター長の重責を担っている。専門は脊椎変性疾患、脊柱変形。

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