腰まわりに痛みを伴う腰痛は肩こりと並んで、誰にでも起こり得る症状といえる。腰痛の元となる病気は、本当にさまざまだ。例えば、長く同じ姿勢でいたり、前かがみなどの偏った姿勢をしたり、急に動いたりすることが引き金となって、腰が痛くなったことのある人もいるだろう。
腰痛の原因はさまざま
「若年者であれば、いわゆる腰の筋肉痛である『筋筋膜性腰痛症』が多いのですが、腰椎の後方部分が分離する『腰椎分離症』、腰の椎間板の中心にある髄核が飛び出て神経に触る『腰椎椎間板ヘルニア』など、診断や治療に注意を要する疾患もあります」(Dr.Koalaさん)
そして中高年以降は、椎間板が薄くなったり椎間関節の軟骨がすり減ることで慢性の腰痛が生じる「変形性腰椎症」、神経の通り道である脊柱管が狭くなり神経が圧迫される「腰部脊柱管狭窄症」といった加齢性疾患の頻度が高くなる。
また、高齢者では、骨の強度が落ちて腰の骨がつぶれる「圧迫骨折」などが腰痛の原因となっていることもあるという。
一般的には、若いほうが筋筋膜性の腰痛が起こりやすく、年齢を重ねるほど骨が変形することによって生じる腰痛が起こりやすい。
では、腰が痛いときはどうしたらいいのだろうか。
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