古材生かしたリノベのコーヒー店や麻婆豆腐食堂…「上諏訪」に移住・開店ラッシュなぜ? 《立役者は"リビセン"》長野県諏訪市

長野県諏訪市の移住したくなる魅力とは(写真撮影/窪田真一)
古材と古道具をレスキューし、新しい価値を見出して次の使い手につないでいく。今や全国的にもその名を知られる「ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン)」、通称リビセンが、長野県諏訪市にできてから9年。その活動はリビセンだけにとどまらず、まちづくりにも派生しています。
まちは今どのように変わってきているのでしょうか。
代表の東野唯史(あずの・ただふみ)さんと、地域で商いをする人たちに話を聞きながらまちを歩くと、そこは移住したくなる魅力であふれていました。
特急あずさで2時間強。豊かな水に恵まれた上諏訪へ
長野県諏訪市は、悠々と水をたたえる諏訪湖の東南部に位置。明治期には製糸業、戦後は精密機械工業で発展した地域です。

諏訪湖の手前に見えるのが、上諏訪の街並み(写真撮影/塚田真理子)
諏訪市の中心部である上諏訪(かみすわ)駅までは、新宿駅から特急で2時間強という好アクセス。湯量豊富な温泉地でもあり、各町内会に共同浴場があったり、自宅に温泉を引いている家もあるのだとか。

まちなかの手湯に手を浸してみると、体中がじんわり温まる(写真撮影/窪田真一)

西洋風のデザインで仕上げた看板建築の建物(写真撮影/窪田真一)
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