古材生かしたリノベのコーヒー店や麻婆豆腐食堂…「上諏訪」に移住・開店ラッシュなぜ? 《立役者は"リビセン"》長野県諏訪市

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

上諏訪駅から歩いて5分ほどの甲州街道沿いには、伝統的な看板建築の建物が並んでいます。ここを少し進むと、わずか500mの距離に5軒の酒蔵が立ち並ぶエリア。霧ヶ峰から湧き出る良質な伏流水と清涼な気候風土が、美味なる酒を醸すのです。

商店街
上諏訪駅近くの商店街。シャッターを閉めた空き店舗も目立つ(写真撮影/窪田真一)
諏訪湖周辺
諏訪湖周辺は温泉旅館が並ぶ観光エリア。湖畔にはランニングコースやサイクリングコースも整備されている(写真撮影/窪田真一)

こうした昔から変わらない上諏訪に、新しい風景と人の流れが生まれています。その中心にあるのが、今やこのまちに欠かせない存在となったリビセン。2016年の会社設立から続けていること、そして新たな取り組みについて、代表の東野さんに聞いてみました。

自分たちが楽しいと思える場所をつくっていった

上諏訪駅から徒歩10分のところにある「リビセン」。1階は古材と雑貨のショップとカフェ、2・3階は古道具の売り場に。カフェもあることで、誰でも気軽に入れる雰囲気です。

リノベーションした建物
元工務店だった約1000平米のビルをリノベーションしたリビセンの建物(写真撮影/窪田真一)

リビセンは2016年9月に設立。地域で解体される建物などから古材や古道具を買い取り(=レスキュー)、販売することで、環境負荷を減らしてゴミをなくす取り組みを行っています。誰かが大切にしてきたものの価値や魅力を伝えて、新たな担い手に託すこと。そんな素敵な橋渡しをしています。

リビセンの入り口
ワクワクするようなリビセンの入り口。カフェもあり誰でも入りやすい(写真撮影/窪田真一)
食器や家具
レスキューした食器や家具など、4万点以上がところ狭しと並ぶ(写真撮影/窪田真一)
雑貨など
レトロ好きにはたまらない品々も。ついつい長居してしまう(写真撮影/窪田真一)
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事