
現在の千鳥文化の外観。アトリウムと言われる吹き抜け部分以外は大きく変わっていない(写真:筆者撮影)

角から見た千鳥文化外観(写真:筆者撮影)

アトリウム外観。改装されたことが外から分かるのはこの部分ぐらいだ(写真:筆者撮影)
継ぎはぎ感以上に不思議なのは2棟の建物の外側はおおむね残されているものの、内部はあちこちの壁、床が抜かれており、2層吹き抜けの広い空間があったり、その昔の狭い廊下、4畳半がそのまま残されていたりと空間サイズの認識がその場その場で変わること。

2階にはあちこちに、かつて長屋だった頃の昔の姿が残されている。驚くべきことに、これ、建物内である(写真:筆者撮影)

昔の状態の部屋にアート。なんとも不思議(写真:筆者撮影)

かと思えば吹き抜けの現代的なギャラリーになっている空間も併存している(写真:筆者撮影)

吹き抜け部分に渡された空中廊下。アトリウムと同じ空間とは思えない(写真:筆者撮影)
明るさもそれぞれに違うので、自分がどこにいるのか、一瞬分からなくなるのが楽しい。
その後、全体が改修され、現在では建物2階は主に展示スペース。1階には食堂、商店、週末に開くバーなどが入っており、古い建物好きなら楽しい経験ができるはずだ。
北加賀屋は不思議な場所だらけ
それ以外にも北加賀屋には不思議な場所が多数ある。造船所跡地改め「クリエイティブセンター大阪」はイベント時しか入れないが、ここにはその昔、船の図面を原寸(!)で手書きしていたスペースが残されていたり、当時の食堂のような場所があったりと廃工場好きにはたまらない。
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