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ライフ #広がる新しい暮らし方 "廃居"という磁力

時間のパッチワーク「継ぎはぎの廃墟」の引力。地域全体が不思議空間、否応なく見せつけられる「廃墟×アート」の可能性《大阪・北加賀屋》

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かつての名村造船所。現在はクリエイティブセンター大阪として多様な用途で使われている(写真:筆者撮影)
床の上で直接図面を書いていたそうで、床にその跡が残されている(写真:筆者撮影)
食堂のような空間。古い家具がそのまま置かれている(写真:筆者撮影)

また、イベント時などには大阪の水辺にはつきものの巨大アヒルちゃんが北加賀屋の水面に浮かんでいることもある。あのアヒルちゃんは千島土地が社会貢献事業の一環として2009年に購入、中之島のイベントなどに貸し出されているのである。

オランダ人アーティストF・ホフマンによるラバー・ダック。高さ9.5mという巨大サイズの子アヒルだ *2025年6月2日から9日まで特別展示中 *常設展示ではありません(写真提供/千島土地)

北加賀屋は"歩いて楽しい"場所

APartMENTの向かいに建つ2階建て、8戸からなる文化住宅は1階は店舗、2階は住居の複合施設「NAGAYArt」として2023年に再生された。

NAGAYArt入り口側の外観。これだけだとあまり変化は分からない(写真:筆者撮影)

1階は壁を抜いた大きな空間となっており、チャイ専門店、サンドイッチ店、書店などが入居。2階はペット可のワンルームで、こちらはお向かいとは違い、断熱などもしっかり行われている。

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【街全体がユニークな空間】

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