「上司がいて帰れない」「会議で意見が言えない」”遠慮がちなビジネスパーソン”が意識すべき人間関係を円滑にする「聞き方&話し方」7選

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難しいことを頼むときには「できるかわからないと思うけど」と否定的な表現をすると「それなら頼まなければいいのに」と、反発されてしまいます。「わからないことがあれば聞いてね」と、サポートする言葉を添えれば、安心感をもって引き受けてくれるでしょう。後輩に仕事を頼むときはこのようにフォローする姿勢を示しましょう。

謝るときは近しい人にも丁寧に

○:申し訳ございませんでした。助けてくれてありがとう。
×:すみません。/こんなことになるとは思っていなくて……。

自分のミスで迷惑をかけたら、上下関係にかかわらず誠心誠意謝りましょう。後輩や同僚相手だとプライドから素直になれない人もいますが、それでは相手も不快になり、あなたへの信頼も失われます。後輩でも「ごめんなさい」「すみません」ではなく「申し訳ございませんでした」と、丁寧に頭を下げましょう。謝罪をするときは丁寧すぎるくらいがちょうどよいのです。

また、「こんなことになるとは思わなくて」など余計な言い訳をせず、「私のミスです」と認めましょう。助けてもらったときは「助けていただいてありがとうございました」と、感謝の気持ちを伝えることも忘れないでください。

否定されても受けとめる気持ちで

一生懸命考えて出した提案や意見を否定されるとがっかりするものですが、そんなときは必要以上に落ち込まず、気持ちを切り替えることが大切です。新しい視点をもらったと考え、相手の否定を受けとめるようにつとめましょう。

どんなにイラッとしても、すぐに言い返したり反論したりしてはいけません。否定されたのは意見や考えであって、自分自身ではありません。一呼吸おいて気持ちを落ち着かせましょう。

会話はキャッチボールなので、どんなボールが来てもひとまず受けとめます。強いボールが来たからと言って受けとめずに打ち返してしまうと、相手も同じように打ち返し、激しい言い合いのラリーが続いてしまいます。受けとめるとは、相手の意見を尊重することです。

「そういうご意見なのですね」「私は気がつきませんでした」と相手の考えを受けとめます。そのうえで、冷静に「私はこう思います」となぜそう考えたのか理由を説明できると、会話が深まります。

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