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6月末に「都内で大量閉店」の天下一品。久々に訪れると味は昔のまま…なのに、昨年にも多数の閉店が。一体なぜ「縮小」が続いているのか?

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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ラーメンを食べ終えると、丼の内側には「明日もお待ちしてます」の文字。もう長い間使った丼なのだろうか、文字がすこしかすれていて、もう来ることのない明日の寂しさが響く。

明日は、もう来ない(筆者撮影)

少しの寂寥感を抱えながらレジに向かうと、「現金のみ」の文字が見える。注文はデジタルオーダーだが、支払いはアナログである。これもまた、一つの味というものか。

大量閉店は「天一自体」の問題ではない

総じて、かつて行ったことのある天一と違いは見られない。この時代にしては、そこまで高い、というわけではないし、味もおいしい。

ただ、支払いが現金のみの店が多かったり、より安いラーメンチェーンが進出したり……といったことが客足を遠ざけたのかもしれない。「天下一品大量閉店」というニュースが出回ったあと、ネット上ではこうした天一自体の問題点を指摘するものが相次いだ。

しかし、今回の閉店はそのような「客足離れ」とは違う問題が影響している。それが、「フランチャイズ」の問題だ。

チェーン店において「フランチャイズ」は素早く店舗を広げる一つの方法である。これは、ある店舗の運営ノウハウやメニュー、店舗の外観・内装などをフランチャイズ本部が個人や企業に提供して店舗を広げていく方法だ。

このとき、ノウハウを提供してもらう側を「フランチャイジー」という。通常、フランチャイズ本部はフランチャイジーから売り上げや利益のうち、いくらかを徴収する。ノウハウの提供代金で、「ロイヤリティ」といわれる。これ以外にもフランチャイズに加盟する際に払う「加盟金」を払う場合も多い。

各社、ホームページなどでフランチャイズを募集する(筆者撮影)

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