
洗濯シワがつきづらく、手触りがツルッとしたユニクロUのTシャツは、一定のドレス感を醸しだしてくれるので、マシンウォッシュ対応の「カジュアルな型紙のジャケット」に合わせられます。ただしカッチリしたジャケットのドレス感に耐えうるほどの生地とは言えません。ここに難しさがあります。
つまり「それなりにドレス感のあるTシャツも、合わせるジャケットの型紙次第では、首元に手抜き感が漂う」ということ。そこでビジネスTを選ぶうえで真っ先にお伝えしたいポイントは「単体では選ばない」というルールです。具体例を交えながら解説します。
ビジネスTのドレス感を判断するポイント
紳士服量販各社のビジネスTは、複数のラインナップにまたがります。たとえばSUIT SQUAREでは「最高シリーズ」や「オフィTシリーズ」、またAOKIの「スーツ屋の仕立てたTシャツ」や同シリーズのニットTシャツなど、1つの店舗に複数のビジネスTが並びます。
ちなみに私の経験上、紳士服量販各社のビジネスTは、いわゆるオンオフ兼用と呼ばれるものより、洗濯による強度があるよう感じています。とはいえドレス感はアイテムごとに異なりますので、必ず生地の質感をチェックしてください。これがワイシャツとビジネスTシャツにおける「選び方の違い」です。
スーツやジャケットに合わせるワイシャツの生地感は似通っているため、「サイズ感」と「色合い」をチェックするだけで最適なものが選べます。ところがビジネスTの場合、生地の「厚み・ツヤ感・糸の紡ぎ方」にドレス感が表れるため、選び方次第では、ジャケットからのぞいた首元のカジュアル加減が悪目立ちするのです。
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