「オーケーの出店攻勢がエグい」「打倒オーケー」関西初進出から半年…激化した「関西圏スーパーの勢力図」は今どうなっているのか

関東の“食品スーパーの雄”「オーケー」が関西に進出してから、およそ6カ月が経とうとしています。
関西1号店となった大阪の高井田店を訪れた筆者は、東京にあるオーケー以上に集客している現場を見て、同社の経営力とともに、「やはり関西でも支持される店だ」とその強さを再認識しました。

同時に競争状態が激しくなればなるほど、関西を地盤とするスーパー各社は、「独自固有の長所で勝負する」ことが求められてくるという経営の本質に気づかされることとなりました。
オーケーの経営力、それを支える商品力、同時にそれに対抗する競合店の独自固有の長所の磨き方。「関西圏スーパーの戦国時代」から見えてきた、これからの日本の流通小売業のあるべき姿を整理します。
「オーケー関西進出」の成功によってわかったこと
オーケーは37期連続増収を続ける優良企業です。2024年9月期の中間期も2桁増収増益で、客数も11%伸びており、38期連続増収は確実と言えます。

2024年11月には「オーケー高井田店」(大阪府東大阪市)、2025年1月には「オーケー西宮北口店」(兵庫県西宮市)と2店舗を関西地区にオープンしました。そのいずれも「スタートは順調に推移」(同社)しています。
競合店は、西200メートルに「ライフ高井田店」、北西300メートルに「万代 森河内店」、南600メートルに「スーパーマルハチ高井田店」などがひしめいています。
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