【AT車感覚で乗れる電子制御MT採用バイクが増加】ホンダ「レブル250 E-クラッチ」やヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT」などの最新モデルを比較

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クラッチレバーのないハンドルまわり
クラッチレバーのないハンドルまわり(写真:ヤマハ発動機)

一方、ATモードにすると、車速やアクセル開度に応じて最適なギアをバイクが自動的に選択する。ライダーが行うのはアクセルとブレーキ操作だけだ。また、ATモードには、穏やかな走りとなる「D」と、スポーティで俊敏な走行が可能な「D+」といった2つのモードも用意。MTとATの切り替えは、右ハンドルのスイッチボックス外側にあるレバーを押すことで可能だ。

ヤマハY-AMT搭載モデル

ヤマハでは、2025年4月末現在、3機種のY-AMT搭載モデルをラインナップする。

MT-09 Y-AMT

MT-09 Y-AMTの外観
MT-09 Y-AMTの外観(筆者撮影)

まず、Y-AMTを最初に採用したのが、888cc・3気筒エンジン搭載のストリートファイター「MT-09」。通常のMT仕様車にタイプ追加する形で、2024年9月30日に発売した。また、2025年5月22日には、新色を採用した2025年モデルも発売。なお、MT-09 Y-AMTの価格(税込み)は136万4000円。スタンダードの価格(税込み)が125万4000円なので、11万円のアップだ。

MT-07 Y-AMT

MT-07 Y-AMTの外観
MT-07 Y-AMTの外観(筆者撮影)

MT-09の兄弟車で、688cc・2気筒エンジンを搭載する「MT-07」の2025年モデルにも、Y-AMTを採用した「MT-07 Y-AMT」をタイプ追加。2025年2月26日に発売した。モデルチェンジを受けた新型MT-07は、スタンダード車とY-AMT搭載車のいずれにも、小型で薄い小径LEDヘッドライトなどを装備しイメージを一新。倒立式サスペンションなどで走りを強化していることも特徴だ。なお、MT-07 Y-AMTの価格(税込み)は105万6000円。スタンダードが96万8000円なので、Y-AMT車は8万8000円のアップだ。

トレーサー9GT+ Y-AMT

会場に展示されてえいたトレーサー9GT+ Y-AMT
会場に展示されていたトレーサー9GT+ Y-AMT(筆者撮影)

そして、Y-AMT搭載車の最新モデル。高級スポーツツアラーのフラッグシップ「トレーサー9GT+」の2025年モデルにY-AMT機能を追加し、車名も「トレーサー9GT+ Y-AMT」へ変更。2025年5月28日に発売予定だ。

888cc・3気筒エンジンを搭載する「トレーサー9GT」に、先行車を自動で追従走行する「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」など、先進の運転支援システムを追加した上級バージョンがトレーサー9GT+だ。

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