「その他大勢」を脱する”構想力・分析力・巻き込み力”──結果につながる《3大ソフトスキル》の鍛え方 ー事例を交え徹底解説

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もっとも、例えば前述の構想力なんかは、組織においてある程度以上の地位にあるものに求められる能力であったりするし、自分がどのポジションに現在いるのか、そして将来行きたいのか、によってどの能力をどの程度、そしてどのタイミングまでに身に付けておくべきかは変わってくる。

とは言え、分析力、つまり物事を構造化する力、のような能力は誰にとってもある程度必要な能力であることは間違いが無い。

冒頭において、この分析力とは、取るべきアクションにたどりつくための論理的な道筋をつける能力であり、いわゆるロジックの部分を担う能力であると述べた。

おそらくどんな仕事であれ、仕事そのものを効率化し、スピードアップすることが求められる時代でもある。

それがどんな大きな仕事であろうと単調な仕事であろうと、創意工夫をもって最大の結果を出すことが求められるケースは多いだろう。

むしろそういっことを考え、行動に移し、結果を出せるヒトこそが評価され、仕事が出来るヒト、ということになる。

ミッション「とある店舗における利益を最大化せよ」

簡単な例を一緒に見ていこう。

とある店舗における利益を最大化せよ(または黒字化せよ)というミッションがあるとする。

単純に値引きセールでヒトを呼び込もう、などというのは当然宜しくは無い。

どこに問題があるのか、どの打ち手が一番インパクトを与えるのか。

そういったことをキチンと、ロジックでもって考え、つまり分析し、しかるべきアクションを取るべきなのは言うまでも無い。

利益というのは、当然のことながら売り上げから費用を差し引いたものであるから、「売り上げ-費用」という構造がまずあるハズだ。

つまり、売り上げの面においてどんな問題や施策が考えられるか、そして費用面においてはどんな問題や施策が考えうるか、にまずは2分解できる、ということだ。

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