知らないうちに「血液ドロドロ」を引き起こす日本人の体型の正体

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しかし、「高血糖」「高血圧」「高脂質」「メタボリックシンドローム」「糖尿病」「脂質異常症」などの「生活習慣病」によって働きが低下すると、血管の病気を引き起こす「動脈硬化」につながっていきます。

まず、血管を広げたり縮めたりする力が弱くなり、血管の壁が硬くなります。その後、血管壁内にプラークができて、動脈硬化へと進行していきます。

プラークが何らかの原因で傷つき、血液に触れると、本来止血のための血栓や剥がれたプラークが血管をふさいでしまい、血液が流れなくなります。それが、心臓で起こると心筋梗塞、脳で起こると脳梗塞となるのです。

「血液ドロドロ」はどういう状態なのか

また、血管内皮細胞の働きが低下すると、「血小板」が活発になります。

血小板は、血液に含まれる細胞です。血管内が傷ついたときに、集まって傷口をふさいで止血します。

活発になった血小板は、固まりやすくなります。すると、血液がスムーズに流れにくくなるのです。いわゆる「血液ドロドロ」というのは、このように血小板が固まりやすい状態を指しています。

つまり、血流の良し悪しは、主に血管の状態で決まります。血管内皮細胞が適切に機能し、血管が広がったり縮んだりして、血液を運べる「柔らかい」状態に保たれていることが一番大切なのです。

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