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知らないうちに「血液ドロドロ」を引き起こす日本人の体型の正体

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  • 梅津 拓史 日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会認定医
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脳卒中(脳の血管が切れて出血する「脳出血」、血栓によって脳の血管が詰まる「脳梗塞」)
閉塞性動脈硬化症(足の血流が悪くなり、歩くときに足のしびれや痛み、冷えなどを感じる病気。進行すると、歩くとき以外でも症状が出ることがある)
重症下肢虚血(血管の内側が狭くなって、下肢の筋肉に血液が十分に行きわたらなくなる病気。進行すると、組織が死んでしまうこともある)
骨粗しょう症(骨の量が減り、骨折しやすくなる病気)
認知症(認識・記憶・判断などの力が低下して、日常生活に影響が出る状態)

血管の病気は発症すると、完全に回復して元の生活が送れるようになるまで時間がかかったり、何らかの後遺症が残ったりして、寝たきりや介護が必要になってしまう場合が多いのです。また、認知症や骨折なども、寝たきりの大きな原因となります。

人生の最期まで健康的な生活を送るためには、今すぐに「血流力」を上げて、これらの病気を防ぐ必要があります。

最近は働き盛りの若い人で、心筋梗塞などの血管の病気になる方が増えています。他人事と思わず、早めに対策していくことが大切です。

血流力を高めるには

では、血流力を上げるためにはどうしたらよいのでしょうか。

まず、血流力を左右する要素は大きく「血管」と「血液」に分かれます。

近年、「血管」における血流力の決め手の1つとして注目されているのが、「血管内皮細胞」です。

血管内皮細胞は、血管の一番内側にあり、さまざまな化学物質を分泌して、血管を縮めたり、広げたりする働きをしています。体の中で最大の内分泌器官といわれていて、その重量は肝臓に匹敵するほどです。

この細胞が正常に働いていれば、血管は柔らかくイキイキとした状態を保つことができます。

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