報酬は言われるほど高額ではない…でも「win-win」? 《ABCマートの社外取締役》に榎本加奈子と畑野ひろ子を検討の“メリット”と“リスク”

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最近では、シューズだけでなくアパレルも取り揃えた女性をターゲットとする大型店「グランドステージ」を各地にオープンしている(画像:「ABCマート」公式サイトより)

靴小売チェーンの「ABCマート」を運営する株式会社エービーシー・マートは、女優の榎本加奈子さんと畑野ひろ子さんを社外取締役候補にすると4月21日付で発表した。

報道によれば、同社は「女性客の感覚やファッションに関する知見があり、店舗運営や商品展開への指摘をもらえる」と説明している。

SNSでも話題になっているが、「ただのお飾りではないか」という意見もあれば、「馬主繋がりではないか」など、臆測を呼んだり、物議を醸したりしている。

後者について補足しておくと、榎本加奈子さんの配偶者で元プロ野球選手の佐々木主浩氏は馬主として知られている。同社の創業者で現在最高顧問の三木正浩氏も馬主だ。真偽は定かではないが、榎本さんが「馬主仲間」として取締役に引きたてられたのではないか――という臆測がSNSで拡散されているのだ。

近年、タレントやアナウンサーが大手企業の社外取締役に就任する事例はいくつか見られているが、なぜそのようなことが起きているのだろうか? このようなトレンドに問題はないのだろうか。

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榎本加奈子さんと畑野ひろ子さんの社外取締役への登用を発表したリリース(画像:「ABCマート」公式サイトより)

2023年に女性有名人の起用が加速した

2021年には女優の酒井美紀さんが「不二家」の社外取締役に就任している。同年、歌手の島谷ひとみさんも、新型コロナウイルスの抗原検査サービスを行う「ICheck(アイチェック)」の社外取締役に就任した。

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