「X」「Facebook」「Instagram」…勝間和代さんが実践する、SNSの安全な"使い分け"3段階ルール
テクノロジーは便利ですが、一方で、使い方を間違えると心理的な負担が増える可能性があります。大切なのは、攻撃しない、攻撃されない環境を作り、「心理的安全性」を意識しながら交流を楽しむことです。
SNSでも「リラックスできる関係」を生み出す
では、「心理的な安全性」とは何かというと、相手とつきあっているときに相手がこちらを攻撃しない、傷つけない、嫌な目に遭わせないというある程度の確証があるということです。
もちろん、100%を求めるのは難しいかと思いますが、少なくとも普段関わっていると、「この人は自分に攻撃をしてこない」ということがわかってきます。そうすると、こちらも防御態勢を取らずに済むわけです。
一方、苦手な人や攻撃的な人に対しては、「いつ言葉で殴られるかわからない」と、防御態勢を取ってしまうため、体が緊張します。体が防御態勢を取っているときは「逃げるか戦うか」という反応をしている状態です。
そのような状態のとき、私たちの体には炎症反応が起きます。緊張しているので的確な判断ができなくなってしまいます。
だからこそ、リラックスした状態を保てるような人づきあいをSNS上で作っていくことが必要です。
X(旧Twitter)やYouTube、TikTok、Instagramのような、誰でも自由に閲覧や投稿ができる完全オープン型のSNSは、常に攻撃されるリスクがあります。
一方で、FacebookやLinkedInのように、ある程度つながりのある人たちの間だけで交流するようなクローズ型のSNSは、発展性が乏しくなり、人間関係や情報の広がりが制限されます。どちらも一長一短です。
SNSを活用する際は、人から突然攻撃されるような状況での安易な書き込みは確かに危険です。
私は、Xやその他のSNSにも書き込みはしていますが、オープンなSNSに書き込む際はなるべく見知らぬ人が読んだときに攻撃したくなるようないわゆる「炎上ネタ」を投稿しないように気をつけています。
私は普段から、SNSの使い方については発信の度合いを3つの段階に分けています。
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