「X」「Facebook」「Instagram」…勝間和代さんが実践する、SNSの安全な"使い分け"3段階ルール

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また、学生時代にはそれほど親しくなかった友人を見つけて、SNSでゆるくつながってお互いに情報開示するようになってから、親しくなったという話もよく聞きます。

それだけ仲よくなれる相手ですから、本当は学生時代に仲よくなってもおかしくなかった間柄だったのかもしれませんが、たまたまお互いの情報開示が少なかったためそのときは縁がなかったわけです。

そういう新たなつながり方をすることで新しい関係性が生まれることはよくあります。

もうひとつは、「SNSで知り合った人に、オフ会やイベントなどで積極的に会いに行くこと」です。SNSとリアルの人間関係というのはこれまでも、これからも、限りなく融合していく存在です。つながりたい人とは、どんどんつながっていきましょう。

そして、SNSとリアルの人間関係を融合させながら、ゆるくつながり合うことで、ストレスのない人間関係を構築していくことができます。

これからの時代は、滅多に会わず、近況もわからない昔のリアルの友人よりも、SNSで親しくなった友人の方がより親友に近づいていきます。

FacebookやXはアルゴリズムによって、あなたがよくコメントをつけたり、「いいね」をつけたりする人から優先的に表示がされるようになっています。

SNSは「人脈の宝庫」にもなり得る

私たちの資産や収入の二極化について語られることがありますが、実は、社会的なつながりについても、二極化が進んでいると感じています。

これまで一定の地域に生まれるか、一定の家に生まれないとなかなか手に入れられなかった恵まれた社会的なつながりが、インターネットというツールを通じて誰しもが平等に手に入れることができるようになっているからです。

SNSやツールをどんどん活用していろいろな人とコミュニケーションを取り、構築したつながりの中から自分だけではなく他の人の経験や知恵を生かせる人と、ネット上でのコミュニケーションを恐れたり躊躇したりして、リアルな人間関係だけに留まる人とでは、人脈や情報などで、大きな差がついてしまいます。

では、健全で安全な社会的なつながりを構築するためにどうしたらよいかというと、「互恵関係」を目指すことです。

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