「X」「Facebook」「Instagram」…勝間和代さんが実践する、SNSの安全な"使い分け"3段階ルール

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・基本的にプライベートな内容は、Facebookの友達限定のみで共有する

・炎上しないような無難な内容であれば、XやInstagramに投稿する


・ブログやYouTubeなどは、パブリックな場としての節度を踏まえて投稿する

「誤解を生みやすい」のがSNSの欠点

近年は、婚姻年齢が上がり、どんどん未婚化が進むことが問題になっていますが、家族、あるいは夫婦というような単位が、SNSのような社会的なつながりに負けつつあるという考え方もできます。

これまで家族がいないと手に入らなかった社会的なつながりや支え合いがSNSによって一部、代替されてしまっていると考えられます。

人間は血縁を超えて他者と協力し合う社会的動物です。

SNSは私たちの中で、情報源としての役割に加え、人生におけるコネクションを広げるツールとして重要な存在になっています。これまでリアルでしかつながれなかった人たちともすぐにつながることができ、あらゆる組み合わせでさまざまな協力体制を作ることができるようになったわけです。

SNSの利点は他にもあります。それは、つながりの濃度を自由に調整できることです。濃密なチームから温かい関係まで、個々の目的に応じたつながりを作ることができます。

もちろんSNSにも欠点があります。最大の欠点は「視覚情報」でしかやりとりができないということです。視覚情報だけのやり取りでは、私たちは相手に勝手な印象を抱いてしまい、誤解を生みやすいのです。

また毎回その視覚情報を解釈することに時間を必要とするため、コミュニケーションにストレスがかかります。

ではSNSでどのようにストレスのない関係性を生み出せばいいのかというと、2つのポイントがあります。ひとつは、「実際に会ったことがある人とSNSでゆるくつながること」です。

私も、Facebookなどには、さまざまな会合や会食、イベントなどで会ったことがある人から友人申請がくることがよくあります。

正直、数時間会っただけの人のことを私たちはなかなか把握できませんが、継続的に半年や1年くらい相手の投稿を見ていれば、その人となりはわかってきます。

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