「真の恐怖」はこれから始まる、90日も待たずにトランプ大統領は終わり、株価は下落する

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いや、今回は4月20日の皐月賞(中山競馬場で行われる3歳牡馬中心のクラシック第1冠、G1)の予想だった。

こちらは、混線か一強か、どちらかに振れることが多いが、今年は後者のようだ。クロワデュノール(5枠10番)。これまでの勝ちっぷりが素晴らしく、成長力もあるキタサンブラック産駒であり、母系も底力がありそうだ。

馬を見る目では現在では日本一かもしれない岡田牧雄氏(タイトルホルダーを生産した岡田スダット代表)は、「クロワデュノールの将来性は同じキタサンブラック産駒のイクイノックス級と評価している」とコラムに書いており、逆らうのは難しそうだ。一つ懸念は、馬体が細くなっているように見えることで、状態だけが心配だ、というのが大方の見方だろう。

皐月賞の本命は強いが「2番人気馬」と「大穴」にも注目

しかし、よく見ると、大きく離された2番人気が見込まれるサトノシャイニング(8枠16番)も侮れない。前々走、東京スポーツ2歳ステークス(G2)では、クロワデュノールに惜敗したが、この時はスタート直後に落鉄(蹄鉄が外れること、靴が脱げたようなもの)しており、また前述のリンクスティップが2着に入ったきさらぎ賞(G3)を圧勝しており、チャンスはある。実際、イクイノックスは皐月賞も日本ダービーも負けており(2着惜敗)、同じことが起きる可能性は十分だ。

しかし、私は大穴で、ファウストラーゼン(8枠17番)に注目している。上に挙げた2頭のエリート馬とは違って、雑草的な血統(父も母もダート馬だ)、地味な生産者、地味な騎手、そして大井競馬でよくみられる向こう正面や3コーナーからの大捲り戦法という切れ味勝負の本命馬の対極のスタイル。さらに枠順も大外で、人気はまったくないだろう。しかし、スタミナは豊富で、雨が降ってくれればもっとよかっただろうが、良馬場でも期待してみたい。単勝は少しで、複勝を多めに買いたい。

※ 次回の筆者はかんべえ(双日総研チーフエコノミスト・吉崎達彦)さんで、掲載は4月26日(土)の予定です。当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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