
最悪期は過ぎ去ったのだろうか。筆者はトランプ大統領はもう終わりだ、と予測する(写真:ブルームバーグ)
相変わらず、アメリカのトランプ政権は日替わり、いや1時間ごとに新しい動きをしているが、株価は以前よりは落ち着いてきた。今後もトランプ大統領は、いろいろな動きをするだろう。
「ホラー劇場」は終わったが「真の恐怖」はこれから
しかし、もう怖くない。なぜなら、株価の下落は一時的には止まったからである。
もちろん、それはトランプ大統領のやりたい放題が止まったからである。
いまや、トランプ大統領は言いわけばかりだ。「俺は何も変更していない、一貫している、柔軟なだけだ」、などと言い張り、強がりを言い続けるだけになり、株価を暴落させた関税などを1つずつ実質的に撤回している毎日だからだ。
今後も株価は、乱高下というよりは、少し大きめの上下動を繰り返すだろう。しかし「嵐の最悪期は去った」、というのが多くの株式投資家の見方だ。
それは、正しい。しかし、持続しない。これが続く、元に戻るというのは願望にすぎないことに気づかされるだろう。ホラー劇場は終わったが、静かな恐怖、真の恐怖はこれから開幕するからだ。
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