一方で、20種類以上の野菜類が食べ放題という点も、健康志向の若い世代の来店動機になっている。
野菜は、トマト、キャベツなどサラダとして食べられるものに加えて、白菜、青菜や香味野菜、茸ほかしゃぶしゃぶに具材として入れられるものも。こちらも、カスタマイズの一手となっているのだ。

多数の選択肢を用意する理由を同社は、「毎回新しい味の発見をしていただき、何度でも通いたくなるお店づくりを目指しています」と説明する。自店を、「お手頃価格で自分好みのアレンジを楽しめる、食のテーマパーク」と表現し、それこそが支持を得ているポイントだと分析している。

若年層獲得戦略2.デザートの「体験価値」で差別化
若年層獲得戦略の2つめの柱となっているのが、充実したデザートコーナーによる「体験価値」の提供だ。
しゃぶ葉には、かき氷、ソフトクリーム、プリン、綿菓子など、子どもでも自分で作れるデザートが幅広く用意されている。
なかでも評判がいいのが、ワッフルメーカーで焼き上げるワッフルだ。外はサクッと、中はふんわり。専用の生地を使用して、焼きたての食感の設計にこだわったという。2024年11月からは、クレープも導入された。デザートのトッピングも、チョコレートソース、ホイップ、ソフトクリームほか約25種類以上が用意されており、ここでもカスタマイズが楽しめる。

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