8億円貯めたサラリーマン投資家が、4235万円にのぼる「絶望的な誤発注」から得た"2つの教訓"
ミスやトラブルの場面では、とにかく事態を緩和するための行動が第一です。後悔や反省、IRへの苦情の電話などは、落ち着いたときにいくらでも行えるわけで、決して「今」ではありません。
このように2つの意味で、自分自身の心を制御することができたおかげで、なんとか被害を最小限に抑え、次の投資につなげることができたのだと思います。
一番よくない行動が「狼狽売り」
ただ、私は別に、皆さんにも投資でミスをしたら自分の顔を殴れ、と言っているのではありません。
何か問題が発生した時に大事なのは、まず冷静になること。それを心に留めておいてほしいと思います。もちろん、その一手として私のようにすることを止めるものではありませんが。
思えばリーマン・ショックの急落で元本割れし、冷静さを失った時も、事態が好転したのは「自分が信じられる方法を忠実に繰り返そう」と思い直すことができてからだったような気がします。
「狼狽売り」といった言葉があるように、株価が急落すると、多くの投資家は慌てて売りに走ってしまうものですが、そういう事態に直面したとき、一番よくない行動がこれです。
まずは冷静に自分の資産、そして心は持ちこたえられるかを確認するべきだと思います。
その上で、売買をするのかしないのか、するとしたらどのような売買をするのか。銀行口座から資金を移して新規に買うのか、それとも急落銘柄を売って値持ちのいい銘柄に乗り換えるのか、あるいはその逆の取引をするのかなど、様々な対応が考えられます。
もちろん、そのようなシミュレーションを事前に行っておくことは、とても役に立ちます。地震の避難訓練と同じです。
余談ですが、三光マーケティングフーズは、あらかた損切りした後にIRに電話して、売買単位は100株の会社が多いから変更してほしいという苦情の電話と、ついでに株の残りを持っていても問題ないか確認するため、業績について詳しく聞きました。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら