8億円貯めたサラリーマン投資家が、4235万円にのぼる「絶望的な誤発注」から得た"2つの教訓"

ミスやトラブルに際しては、とにかく事態を緩和するための行動が第一(写真:shimi/PIXTA)
「消費は完全な悪、無料こそ正義」。そんな信条の下、クーポンや無料サンプルをフル活用する「コジ活」で得た資金を運用してきたサラリーマン投資家の御発注氏ですが、リーマン・ショックを乗り越えた直後に、なんと4000万円を超える誤発注をしてしまったことがあるそうです。
足かけ20年で約8億円もの資産を築き上げた御発注氏が、自らのミスで招いた絶望的な誤発注から得た教訓について、同氏の著書『年間配当2000万円! 超節約と優待株で8億円を貯めた御発注の「コジ活」投資法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
節約術の一環として手を染めていた「信用取引」
ライブドア・ショックとリーマン・ショックは、いわば、外部環境に由来する「未知のリスク」が現実化した事態でした。自分ではどうしようもない変化への対処を余儀なくされた格好です。
ただ、それらの対処が落ち着いた忘れもしない2010年7月12日。これはその真逆、自分で防げたはずの「未知のリスク」が現実のものとなった出来事でした。
この日―― 零時を回った夜、私は「三光マーケティングフーズ」という銘柄に5株、成り行きでの買い注文を出しました。これは信用買いでした。
株の売買は、自分が持っている資産で直に行うこともできますが、証券会社からお金や株式を借りることで「信用買い」「信用売り」を行うこともできます。
信用買いとは、証券会社からお金を借りて株を購入する方法で、少ない資産で大きな金額の取引が可能です(レバレッジ効果)。
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