カンニング竹山の衝撃告白「裕福だった実家の家業が倒産、自身はヤミ金堕ち」初のホームレス役で発揮した“お金で変わる人間”への深い考察

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さすがにこのときは、先輩から「トイチだぞ、すぐ返してこい」と言われて、2日後に返しに行きました。

【画像を見る】カンニング竹山さん主演のTikTokショートドラマのシーン

債務整理、本気で怒られて我に返る

やがて、借金から逃げ回るようになりました。家賃も滞納して家を追い出され、芸もおろそかになります。毎月利息だけで15万円ぐらい返さなきゃいけなくなり、首が回らないんですよ。

それで、債務整理することになりました。裁判所に何度か通って面談を受けるのですが、このときもまだふざけていて、担当をしてくれた方に怒られたんです。

「キミね、自分は芸人だからって言ってるけど、じゃあその金になる芸を見せてごらんよ。なにもできないじゃないか、ほら見せてみろよ!」

それで、ふざけて適当なことをやったら、バーンと机を叩かれて。

「ふざけんじゃないよ! キミの人生のやり直しを手助けしようとしているのに、いい加減なことしか言わず、こんな借金作って、親にも迷惑かけて!」

それで、ハッと我に返って、本当に泣いたんです。本気で怒ってもらって、イヤなことから逃げている自分に気づいたんですね。そうしたら、「わかったから、やり直そう。1つひとつ助けてやるから」と。

それから過払いの制度や法定利息の話を説明してもらい、十数社の貸金業者に対して1件1件裁判を起こし、違法な利息については和解交渉で取り返すという手続きをしていただきました。

500万円ぐらいあった借金は、過払い分を引いて180万円ぐらいに減額され、毎月3万~4万円ずつ返済して完済しました。

今でも、親にもカミさんにも迷惑をかけていますが、結果的には、この出来事があったから、お金のことをきちっと考えるようになりましたね。

(→後編につづく)

カンニング竹山氏が主演した『きみのお金は誰のため』のテーマを表現したショートドラマ
カンニング竹山 芸人

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かんにんぐたけやま

1992年、中島忠幸氏とお笑いコンビ「カンニング」を結成。長い下積みを経て2004年、「エンタの神様」(日本テレビ系)などでブレイク。2006年に中島氏が死去すると、カンニングの名を芸名に組み入れてピンで活動。俳優業やワイドショーのコメンテーターなど幅広いジャンルで活躍中。

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