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「アンミカの次はホリエモンか!」「もう日清は買わない」 日清「完全メシ」の《堀江貴文CMにネット民激怒》それでも痛くもかゆくもないワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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「完全メシ」のCMを見ると、同商品のメインターゲットは「健康は気にしているが、なかなか実行できない中年男性」と考えられる。

「ジャンク感があるけど栄養バランスがいい」というメッセージは共感できるし、堀江さんと同年代の藤木直人さんや、大森南朋さんが宣伝するよりも、リアリティが感じられる。広告としてはよく考えられていると思う。

麺を豪快にすすり、「麺がうまい」と感想を述べる堀江さん(画像:「完全メシ」公式Xより)
堀江さんらしい言い回しで商品をPRする(画像:「完全メシ」公式Xより)

炎上しても懲りない日清食品

堀江さん、アンミカさんの件以外にも、日清食品は過去に何度も「炎上」を起こしている。

2016年には、タレントの矢口真里さんを起用した、カップヌードルのテレビCM「OBAKA's UNIVERSITY」が「不倫を擁護している」といった批判を受け、公開1週間で取りやめになった。

2018年には、VTuber(バーチャルYouTuber)とのコラボ動画に競合他社の商品をバットで叩くシーンが含まれており、即刻動画を取り下げている。

2019年には、テニスプレイヤーの大坂なおみさんと「新テニスの王子様」のコラボCMで、大坂なおみさんの肌の色が白く描かれていたことで「ホワイトウォッシュ」(非白人を白人のように描くこと)として批判され、動画は取り下げられた。

「#日清食品不買運動」がXのトレンド入りをしてしまったが……(画像:「完全メシ」公式Xより)

こうして見ていくと、日清食品は過去に何度も炎上を起こしているし、取り下げも行っていることがわかるだろう。

「懲りていない」という意見もあるかもしれないが、取り下げるべきときはちゃんと取り下げているし、問題があった際には謝罪もしている。

過去の炎上体験から学びつつ、挑戦的な広告・プロモーションは続けるというのが日清食品の基本スタンスのように見える。

それで顧客が離れてしまうかというと、決してそうではない。気に食わなければ叩いたり「不買運動」を起こしたりしてもいいのだが、日清食品は気にしないだろう。批判を肥やしにして、これからも懲りずに同じようなことをやり続けるに違いない。

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