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「アンミカの次はホリエモンか!」「もう日清は買わない」 日清「完全メシ」の《堀江貴文CMにネット民激怒》それでも痛くもかゆくもないワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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2023年12月、「どん兵衛」のウェブCMに、アンミカさんが「どんぎつね」のキャラクターで登場したのだが、これが炎上し、「#どん兵衛不買運動」がSNS上で盛り上がった。

アンミカさんが韓国にルーツを持つことを公表しており、政治的な発言も多いことから、愛国系アカウントから叩かれたことが炎上の主因だ。女優の吉岡里帆さんが「どんぎつね」を演じて好評だったことも、アンミカさんへの批判の勢いに拍車をかけた。

ただし、吉岡里帆さんはすでにCM契約が終了しており、アンミカさんの起用は期間限定のプロモーションだった。

「どんぎつね」のキャラクターに扮してCMに登場したアンミカさん(画像:アンミカ公式Instagramより)

ホリエモンCMの取り下げは「ない」理由

SNSでは「アンミカの次はホリエモンか!」と叩かれているのだが、逆に考えると、アンミカさんで「炎上」した際に、日清食品は「問題はなかった」と判断したからこそ、このたびの堀江さんの起用に結びついているのではないかと思う。

意図的に炎上を狙っているわけではないので、「炎上マーケティング」とは言えないが、ある程度の炎上は織り込み済みで、日清は効果のほうが上回っていると考えて起用しているはずだ。

SNSで不買運動が起きているからといって、日清食品はそれを深刻には捉えていないだろうし、堀江さんを降板させることもないだろう。

新CMの堀江さん(画像:「完全メシ」公式Xより)
「根拠なかったら勧めらんない」というのが堀江さんならではの説得力か(画像:「完全メシ」公式Xより)

実際、不買運動に対して「過剰反応だ」「バカバカしい」という声も数多く見られており、単純に「炎上」とも言いがたい状況である。

筆者は堀江さんと同世代(筆者が1歳年上)だが、堀江さんに対しては、言動に共感できないところはあるが既得権益と戦った起業家として評価している。

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【堀江氏のCMはリアリティが感じられる】

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