あまりにも待ちぼうけて空腹だったので、タイムアウトなしにうどんもいただく。
讃岐うどんの特徴であるコシは薄れてしまっているが、それでも十分においしい。いわゆる関西で、だしがシンプルながら飽きの来ない味わいである。温泉卵はしっかりめに熱が入っており、目玉焼きは「よく焼き」派なのでうれしい。

食器を片付けようとして驚いた
食べ終わって食器を戻そうとして「そういえば、店に返却口がなかった」と気づいた。各店舗の食器はタイムアウトマーケット大阪として共通のものを使っているっぽいし、どこかに共通の返却口があるのだろうか。
さまよっていると、食器が積み重ねられているワゴンを発見した。そこに食器を戻そうとしていたら、どこからか係員の人が駆けつけて片づけてくれた。
どうやらここは、食べたら食器をそのままにして立ち去ってもいいらしい。あまりに申し訳なさそうに説明してくれるので、かえって恐縮してしまった。
値段もさることながら、こうしたサービスも「富裕層向け」な感じのするタイムアウトマーケット大阪だが、空間づくりも含めて個人的に納得感はあるという感想を持った。
ちなみに、ここから徒歩数分もかからない場所にある「うめきたグリーンプレイス」にもフードコートがあって、吉野家にモスバーガー、丸亀製麺といった既存のフードコートらしいラインナップだ。
シックなタイムアウトマーケット大阪と違い、ワイワイガヤガヤとしている。至近距離に対極のフードコートがあるわけだが、何となくうめきた公園と地続きに見えるグリーンプレイスのほうが評価されそうな気もする。

果たしてこれからどちらが生き残るか、それともきれいに住み分けをしていくのか目が離せない。
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