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「上司のフィードバックに納得できない」人は上司との”情報量の差”が見えていない。上司の≪ペインポイント≫を知れば成果は爆上がりする!

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  • 江村 出 EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社アソシエートパートナー
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【ステップ⑤】ペインポイントを探す

最後に、これまで確認してきた「上司の参加する会議」「上司の普段の会話」「上司が上層部から与えられたミッション」から上司の今の仕事における最大の悩み(ペインポイント)を探してみてください。

ペインポイントをつかめば成果を外さない

コンサル業界では、人が抱えているつらい悩みのことを「ペインポイント」と呼んでいます。顧客の真の困りごとを分析するためによく使われる用語です。

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あるべき論をかざした理屈だけのコンサルではなく、ペインポイントを捉えて課題を解決すれば、真に顧客に寄り添うことになり、深く感謝されるでしょう。

あなたの上司のペインポイントは何でしょうか?

「売上が目標に届かずにクビになるかもしれない」

「上層部から品質の指摘が多くて困っている」

「お客さんが提案を受け入れてくれない」

「いつも同じメンバーがタスクを遅延させてしまう」……

いろいろあるかと思いますが、何か1つでも見つけられたなら、上司のことをだいぶ理解できているといえるでしょう。

さて、ゴールを設定する際には、この上司のペインポイントを意識して、タスクに盛り込むことです。ペインポイントを的確に捉えてさえいれば、間違いなく的を外さなくなります。

例えば、上司の悩みが「お客さんが提案を受け入れてくれない」だった場合で考えてみましょう。

上司から資料作成を依頼された場合、ゴールは「言われた資料を丁寧につくること」ではないわけです。「顧客に提案し、YESと言ってもらえること」ですよね。この真のゴールがわかれば、例えば顧客が問題視していることを説明できる人を手配するなど、別のルートからアプローチをかけて納得してもらう手もあるわけです。

もちろん上司の合意のもとで動くことは大前提ですが、新しいアプローチを提案することができれば、それはあなたの確実な成果です。資料作成のために頑張る膨大な時間を、一気に短縮する手立てにもなるわけです。

このように、上司の気持ちを理解し、ペインポイントを暴くことまでできたら、あなたの仕事は大きく短縮できるはずです。

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