「上司のフィードバックに納得できない」人は上司との”情報量の差”が見えていない。上司の≪ペインポイント≫を知れば成果は爆上がりする!
最後に、これまで確認してきた「上司の参加する会議」「上司の普段の会話」「上司が上層部から与えられたミッション」から上司の今の仕事における最大の悩み(ペインポイント)を探してみてください。
ペインポイントをつかめば成果を外さない
コンサル業界では、人が抱えているつらい悩みのことを「ペインポイント」と呼んでいます。顧客の真の困りごとを分析するためによく使われる用語です。
あるべき論をかざした理屈だけのコンサルではなく、ペインポイントを捉えて課題を解決すれば、真に顧客に寄り添うことになり、深く感謝されるでしょう。
あなたの上司のペインポイントは何でしょうか?
「売上が目標に届かずにクビになるかもしれない」
「上層部から品質の指摘が多くて困っている」
「お客さんが提案を受け入れてくれない」
「いつも同じメンバーがタスクを遅延させてしまう」……
いろいろあるかと思いますが、何か1つでも見つけられたなら、上司のことをだいぶ理解できているといえるでしょう。
さて、ゴールを設定する際には、この上司のペインポイントを意識して、タスクに盛り込むことです。ペインポイントを的確に捉えてさえいれば、間違いなく的を外さなくなります。
例えば、上司の悩みが「お客さんが提案を受け入れてくれない」だった場合で考えてみましょう。
上司から資料作成を依頼された場合、ゴールは「言われた資料を丁寧につくること」ではないわけです。「顧客に提案し、YESと言ってもらえること」ですよね。この真のゴールがわかれば、例えば顧客が問題視していることを説明できる人を手配するなど、別のルートからアプローチをかけて納得してもらう手もあるわけです。
もちろん上司の合意のもとで動くことは大前提ですが、新しいアプローチを提案することができれば、それはあなたの確実な成果です。資料作成のために頑張る膨大な時間を、一気に短縮する手立てにもなるわけです。
このように、上司の気持ちを理解し、ペインポイントを暴くことまでできたら、あなたの仕事は大きく短縮できるはずです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら