「上司のフィードバックに納得できない」人は上司との”情報量の差”が見えていない。上司の≪ペインポイント≫を知れば成果は爆上がりする!
上司は立場上、日々、多くの情報を得ています。会社の上層部や、顧客サイドの責任者、他のチームのリーダーともつながっています。チームが置かれた状況を、膨大な情報をもとに理解しているのです。一方、一メンバーであるあなたが知っているのは、そのうちのごくごく一部です。こうした状況下では、上司の考えとはときにズレてしまうのは仕方のないことでしょう。
今の時代に「上司ファースト」という言い方は反感を買うかもしれません。しかし、指示を出す上司の思考をいかに正確に迅速にくみ取れるかが、求められたゴールに早くたどり着けるかどうかを決めるといっても過言ではないのです。
さらに、上司は言うまでもなく、深い知識と、多くの場数を乗り越えた経験があるはずです。
もしかしたら、あなたの上司は話をするのが苦手だったり、不器用なタイプかもしれません。しかし、「上司がイケていない」と批判することは、あなたが自分で成果を出すチャンスから遠ざかってしまうようなものです。
「上司とわかり合えない」と壁をつくるのではなく、むしろあなたから積極的にコミュニケーションをとりましょう。ともに取り組む仲間だという気持ちで接することができれば、思考を読みやすくなります。上司ファーストの思考を武器にすることで、あなたは圧倒的に早く、成果をつかむことができるようになるのです。
上司の気持ちを読み解くための「ミラーリング」手法
上司の気持ちを読み解くための効果的な手法として「ミラーリング」を紹介します。自分を上司と重ね合わせてみて、上司が考えたらどうなるのかということを「その人になりきって」考えるという方法です。
私はこのミラーリング手法を活用することで、上司の困りごとをいちはやく検知し、チームとして求められている重要なタスクを見極め、成果を出してきました。
ここでは5つのステップで、ミラーリング手法を用いた物事の考え方を紹介していきます。

上司のことを知るために、まずは普段の口グセをマネしてみることから始めましょう。上司が普段から口にしがちな、ツッコミどころのあるちょっと面白い表現に注目してみてください。例えば以下のような具合です。
・「逆に言うと……」(内容は全然逆でもないのになぁ)
・「論理的には……」(論理って言葉がやたら好きだなぁ)
ピックアップできたら、今日からあなたも会議の中で使ってみましょう。親近感が湧いて、上司に興味を持つ第一歩になると思います。
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