山崎元が「未公開原稿」で伝えようとしていた「人生100年時代」の"まやかし"と「老後2000万円」問題の"本質"

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人生が「かつてイメージされていたよりも長い」ことを意識する必要がある(写真提供:Gakken)
2024年1月1日に65歳で世を去った経済評論家の山崎元氏。「余命3カ月」を宣告され闘病中だった山崎氏が書き下ろし、ベストセラーとなった『経済評論家の父から息子への手紙』には、実は未公開の原稿があったといいます。
惜しくも絶筆となってしまったその原稿の中で、山崎氏が伝えたかったメッセージの一端を、同氏の著書『山崎元のライフマネジメント 幸せな人生のための基本戦略』から一部を抜粋・編集する形でお届けします。

「これまでの人生設計」では適応できない

「世の中は変化している」とよく言われます。しかし、大事な変化が何なのかについて、われわれはしばしば無自覚です。単に、自分が世の中の変化に適応していると自認したいために、「世の中は変化している」と言ってみているだけなのかもしれません。

こうした場合、自分にとって重要な問題・目的に対して何がどう変化したのかをあらためて考えることが効果的です。人生をうまくやっていくための戦略やプランニングにとって重要な変化は何があったのでしょうか。

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