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【韓国が「武器輸出大国」に変容した納得理由】実はK‐POPや韓ドラと似た事業展開?ロシアによるウクライナ侵攻も影響している

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  • 小野 圭司 防衛省 防衛研究所 主任研究官

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ロシアによるウクライナ侵攻によって、韓国の武器輸出競争力に拍車がかかっている(写真:portland_master/PIXTA)
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近年、韓国の防衛産業は台頭が著しい。2000年代に武器輸出の市場開拓に成功し、ロシアによるウクライナ侵攻によってその輸出競争力はさらに強まっている。『防衛産業の地政学 これからの世界情勢を読み解くための必須教養』から一部抜粋・再構成のうえ、韓国の防衛産業の現状を紹介する。
※本稿は『防衛産業の地政学 これからの世界情勢を読み解くための必須教養』から一部抜粋・再構成したものです。

「自主国防」政策と防衛産業の育成

韓国では当初、防衛産業の立ち上げには不利な状況にあった。朝鮮半島では北部で鉱物資源を産出したことから、日本統治時代には中国との国境に当たる鴨緑江(おうりょくこう)で東洋一を誇った水豊ダム・水力発電所が建設され、重工業への投資は半島北部に集中していた。

このため半島南部では、防衛産業の基盤となる重工業の発展は遅れていた。そして何よりも、朝鮮戦争(1950〜53年)で国土は徹底的に破壊された。

その後の韓国は、武器の供給は同盟国のアメリカに大きく依存する。ところが1960年代後半の北朝鮮による挑発行為に対して、ベトナム戦争で疲弊したアメリカは強硬策を採らなかった。これに「失望」した韓国は、朴正熙(パクチョンヒ)政権(1963〜79年)の下で「自主国防」を推進し、重工業振興政策と抱き合わせで防衛産業基盤の強化にも乗り出す。

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