【日本が大好きで来日したのに…】「面接した53社から不採用!」「外国籍に不動産は貸せないよ」"日本を愛する外国人女性"を襲った厳しすぎる現実

「ようやく見つけた大家さんからオフィスを貸していただけることになり、何とか事業のスタートが切れました」
筆者が所属する会社では社員の4割ほどが外国人であるが、日本で物件を借りるときに他国には見られないハンディがあることには皆が口を揃える。
近年では、契約において保証人ではなく保証会社をつけることが一般化してきて、その程度は緩和されてきたかもしれないが、高齢者やシングルペアレントなどへの差別的慣習は根深く残っているのが現状なのだ。
「日本を開く」のは、私たち一人ひとりの意識から
オルズグル氏の経験からは、日本を目指して訪れる外国人が直面する現実と壁を見てとれる。
日本は「安全で住みやすい国」「外国人に優しい国」と言われる。たしかにその一面はあるだろう。
ただ、それは本当にすべての人に当てはまるのか?
外国人労働者、留学生、起業家が、常識的な「機会の平等」を感じられていないのならば、日本が「開かれた国」と言い切るのは難しい。
人口減少が続く日本は、「開かれた国」の本質を見極め、私たち一人ひとりの意識の変化も求められる。
「世界の人々の視点」を知り、「新しい価値観」を受け入れ、共に未来をつくる。それが、日本が真に「開かれた国」となるための第一歩となるだろう。
*この記事の続き:「失礼ですが、旦那様とは偽装結婚ではないですよね…?」日本を愛して来日し、永住権を持つ外国人女性が経験した"日本の見えない壁"

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