【日本が大好きで来日したのに…】「面接した53社から不採用!」「外国籍に不動産は貸せないよ」"日本を愛する外国人女性"を襲った厳しすぎる現実

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「日本の魅力ですか? 語り出したら止まらなくなりますよ!」

オルズグル氏は笑いながら、日本への愛着を楽しそうに語ってくれた。

特に彼女が強調するのは、四季の美しさ、温泉文化、そして和食だ。

「日本の四季と温泉が大好き!」

「初めて桜の花を見たとき、あまりの美しさに言葉を失いました。学校で、日本人は季節を大切にすると習ったのですが、その理由が一瞬でわかりました。そして、どの季節にも違う美しさがあって、毎回新鮮な感動がありますね」

さらに、彼女は温泉にも並々ならぬこだわりを持つ。「源泉かけ流し」の温泉を求めて各地へ足を運ぶという。和食の魅力にも惹かれ、調理師の資格を有する義母からの厳しい和食指導を受けた。

「日本料理を学ぶことは、季節ごとの食材や、料理人の技術の細やかさなど、日本を学ぶことだと感じます。日本という国がますます好きになりました」

異文化から来た外国人の視線は、日本人である私たちにも改めて自国の魅力を気づかせてくれる。

しかし、そんな彼女が日本で暮らすうえで、我々が経験しない「大きな困難」が待ち受けていたという。

まずは仕事探しである。

ウズベキスタンで大学院を卒業し、現在の夫である日本人男性との出会いを果たし結婚、2007年、21歳で日本へ移住する機会を迎えた。

しかし愛する夫との幸せな新婚生活に浸る間もなく、彼女の前に就職活動という「高い壁」が立ちはだかったのだ。

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