「御上先生」から学ぶ"教え合い"勉強法の秘訣。生徒同士が教えることで成績向上にもつながる
教えている側の生徒を自身のロールモデルと見ることで、勉強の内容だけでなく、勉強のやり方も学ぶことができるというのが、教えられる側の生徒のメリットです。
「教え合い」の文化がある学校は伸びやすい
―――私は東大理学部物理学科で勉強していたとき「量子力学」という科目が苦手で、同期に教えてもらっていた時期がありました。その際、計算の方法や概念などを教えてもらいましたが、ほかにも、使っている教科書やどのように勉強しているかも教えてもらいました。
「院試勉強はとりあえず問題を解いてみてから何を勉強するか把握すべき」とか「この教科書は行間が多くて、今読むのにはおすすめしない。こっちの教科書は初歩的なことから書いてあるからおすすめ」とか。今考えれば、身近で同じような勉強をしている人が居たからこそ自分も勉強に励むことができ、物理学専攻の院にも合格できたのだと思います。
私も年間300校程度の学校に赴き、先生と意見交換をしたり自分自身が授業を行ったりすることもありますが、やはり「教え合い」の文化がある教室運営がされているクラスは、学力帯としても上がっていきやすいと感じます。
学習の究極系として「教え合い」があるのではないかと感じますし、この部分が『御上先生』ではよく描かれていると言えるのではないかと思いますね。
以上のように、積極的に教え合える関係を築くのも、「一種の勉強」なのかもしれません。『御上先生』を通して、ぜひ参考にしてみてください。
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